『情報デザイン研究ノート』を読んで~その1

琵琶氏による『情報デザイン研究』第11章について述べる。出典についてはこちらより参照ください。なお直接の記事はこちらより。

要約

 ナビゲーションシステムの要素は、経験則上おおよそ7つに分類することができ、本稿では各々の解説がなされている。

 第一に、ストラクチャナビゲーションシステムである。提供情報を組織化する役割を持ち、情報構造において階層的分類になっている。

 第二に、目的別ナビゲーションシステムである。先の方法によると煩雑なことがある。そこで、目的別に項目立てる仕掛けとする。

 第三に、ブラッドクラム型ナビゲーションシステムである。足跡を残しておく方法で、現実的な手段として、ストラクチャナビにおける現在地を示している。これによって利用者は、有用な情報へ到達することがより容易になる。

 第四に、リファレンス型ナビゲーションシステムである。写真や図形または文字列について、関連する情報を持つページへジャンプするようなからくりにしておく。

 第五に、ダイレクト型ナビゲーションシステムである。利用者は、サイト内を検索して、利用者の任意の文字列と合致する情報がもしあれば、希望するページにジャンプできる。

 第六に、機能ナビゲーションシステムである。ページ本体の内容と関係しないけれども、サイト自体の利用にとって欠かすことのできない機能を持たせた情報を集約して掲載した部分である。

 第七に、ステップナビゲーションシステムである。膨大な量の検索結果に関して、各々にページを割り振る。これらを一覧にすることによって、目的のページにダイレクトに訪問することがやりやすくなる。
(610字)


論評
 帰納要約したものはその特性から、抽象的法則あるいは概念を根底から支える理論との整合が図れなくなってしまうことがある。コンピューターネットワークを介した情報枠組みの構築について研究する分野は歴史がまだ浅い。そこで、今後の実証研究の進展の如何によっては、これらの要素について見直さなければならない時期がいずれ来るのかもしれない。それは筆者が論じていた通り、新たな要素の発見も含意していることに留意しなければならない。(206字)

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